森島 善則(もりしま よしのり)写真展|Yoshinori Morishima Photo Exhibition
2023/3/16 (Thu.) - 3/26 (Sun.)
13:00-19:00(最終日は18:00まで)
Closed: 3/20(mon)
私は川沿いを歩き、川の写真を撮る。川面を見るとさまざまな色のカタチ作るモノの線や面が歪んで見える。色彩の質と量が歪み、カラフルな補色は感覚的に美しい「何か」を創り出す。
その歪んだカタチや色の重なりは表層で揺らめき決して混ざる事はない。
脇道にある街灯の柱に陽の光が反射し水面に1本の光線が映り、川底まで届くかのように流れと共にくねくねと曲がり、透過しながら揺らいで沈んでいく。
その「何か」の世界はリアルに存在しているが、私が見つめる流れる世界は、水面を境に特別でむかし描いていた絵画の色使いの快楽と90 年代後半に眺めていた名前の知らない実験映像の一場面を思い出す。
1983. 京都府出身
2008. 京都精華大学 ビジュアルコミュニケーションデザイン学科卒業
◯ 展覧会
2019. 写真展 水面のヴィジョン-Visions from water reflection- [ANEWAL Gallery] [KG+2019参加展]
2022. インスタレーション「やぎの停留所」[みかのはら~と]
大学在籍中に広告写真の勉強を始め、卒業後大阪の写真スタジオでアシスタントを勤める。2009年よりフリーランスフォグラファーとして仕事を始め、ファッション、food、企業イメージ、イベントなど幅広く撮影。また大学の友人やアートディレクターと共に、社会における芸術・デザイン・文化活動のプロデュースを行う。
2018年ごろから写真家としても作品をつくり始める。自然や都市にある水をモチーフした作品などを制作しています。現在は京都、奈良周辺で社会福祉とアートに関わる仕事を行い、写真以外の現代アートの手法や伝統工芸を身近におき、新しい何かを試行錯誤している。