
ポンきち、吉田晴彦
目まぐるしく変化するまわりの環境に、自分の理解が追いつかない。まるで風まかせ、波まかせの舟旅をしているかのよう。
自作の舟は縦横無尽に僕らを向こうへ向こうへと連れ出してくれるのだ。こちらからあちらへ、冒険から日常生活へ、また冒険へ。どこにいるのだろう。舟は進んでいるのか、留まっているのか、よもや後退しているのか。現実がもたらした欲望の崩壊をノスタルジーではなく新たな幻想で補修し、アイデンティティの延命を図る。それは舟をおりるのではなく、灯台を探すのでもなく、自分の乗っている舟のかたちを確認する作業なのです。
会期終了しました。
2023年7月29日(土) ~ 8月6日 (日)
OPEN|13:00-19:00
CLOSE|月火水
場所|galleryMain
主催|Plot Art School合同会社galleryMain)
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展覧会アーカイブPDF
PlotArtSchool3「ドロッ舟」gMレポート.pdf
2023年7月に開催した第3期成果展「ドロッ舟」を冊子にまとめました。
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A
And you know?
あなたが知っています
ポンきち
久しぶりに実家に帰ると家の前にあった信楽焼のタヌキがなくなっていた。
祖母に聞くと「そんなものはなかった」
祖父は「捨てた」
母いわく、祖父母共の物忘れがあらわれてきているらしい。
捨てられてもいなかったタヌキは家の浴槽で
綺麗洗われて見つかった。祖母がやったのだろう。
元の場所に帰ったタヌキは見違えるほどの「別タヌキ」へと変貌していた。
うかうかしている間に我々を囲む世界は各々手に負えないほどに広くなり、眩しく世界を照らした輝きは時間と共に薄れ、リアルを手元からあらわにしていきます。
タヌキは人里近くに住む地味な動物です。
実際にはタヌキは人をからかったり、モノに化けたりもしません。そういった逸話が信じていた先人たちは責任をファンタジーに流していたのでしょう。
Profile
小学生時分には「博士」とあだ名され、カブトエビを集めるのが好きでした。家の近くには田んぼがあったのでそこが収集範囲でした。
B
吉田晴彦
下宿先に戻ると、キッチンに薄汚れたタッパーが山積みになっていた。かつて母親が実家から料理を詰めて持ってきてくれた物だ。一部はレンチンのしすぎで溶けて歪んでいた。
Profile
東京都練馬区出身
2020年 同志社大学 卒業
主任講師
山崎 裕貴
美術家、合同会社gallery Main役員。1993年生まれ。
歴史や哲学、情報技術の考察に基づいた作品制作の傍ら、ギャラリーを運営する。主な展覧会に “New Order”(2017/Media Shop Gallery)、“ヘテロゲニウス・マルチコア” 〔Heterogenius Multi-core〕(2021)など。JASON SHIN 所属。
ACCESS

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